2010/06/14
「ザ・コーヴ」上映妨害活動を横浜ニューテアトル支配人が語る
横浜の小さな映画館の前で、突然メガホンの大音量での罵声が響き渡った。
横浜ニューテアトルが上映を予定している「ザ・コーヴ」に対し、虐日映画だとして上映をさせまいとする「主権回復を目指す会」などの「抗議活動」だという。
「ザ・コーヴ」は日本のイルカ漁を扱ったドキュメンタリー映画。アカデミー賞を受賞するなど世界的な評価は高い。
「まず現状をみておこう」と、終始劇場前で罵声を受け続けた横浜ニューテアトル支配人は淡々と語る。
なお横浜の映画館では、以前、スクリーンを切り裂かれるという破壊活動を受けており、「抗議」は単なる抗議にとどまらず「暴力的活動」に繋がる記憶として残っている。また、横浜は開港以来、異人種異文化を積極的に受け入れて共生発展してきた歴史もあり、現在も多国籍の人種・文化が街に溶け込んでいる。
そんな街での「排外主義」団体の介入は、 横浜の風を受けて生活している人の目にどう映るのだろうか。
「ザ・コーヴ」横浜ニューテアトル前ダイジェスト
http://www.youtube.com/watch?v=VHMdSt5HGJI
拡声器の大音量で脅し続ける団体、ニューテアトル支配人の話、一人で「恥ずべきは上映妨害」という手書きポスターを掲げた市民の話、起きている事実をそのまま伝えようと生中継を続けた地元ネット放送局の話、通りがかった地元の有名人「帽子おじさん」はいつものようにマイペース。
当日の生中継の録画やこの間の過程については↓コチラ。
http://portside-yokohama.jp/headlines/thecoveaction.html
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