2013/06/06
ポルトガル教室開講~日本の中のブラジル鶴見で学ぶ NPO法人ABCジャパン
鶴見駅東口の雑居ビルに事務所を構えるNPO法人ABCジャパンは、横浜市鶴見区在住のブラジル人によって2000年に設立された団体で(2004年に法人格取得)、地域のブラジル人や南米出身者向けの生活相談や日本語教室、子どものための教育活動を中心に活動をしてきましたが、この度、6月よりポルトガル教室を開講しました。
ブラジルは 天然資源の宝庫であることはいうまでもなく、14年ワールドカップ、16年オリンピックの開催など国際的に注目を集めているイベントを控え、インフラ投資も加速しています。さらに、中産階級の拡大により、マーケットとしての魅力も増し、ブラジルに進出する国内企業も増えています。
観光、スポーツ観戦、ビジネスであれコミュニケーションが大切であり、ポルトガル語を習いたいという人は多いはず。
ABCジャパンでは講師に日本警察大学校などでポルトガル講師を勤めるMiguel Kamiunten(カミウンテン・ミゲル)さん、アルテルナティーヴァ誌編集長でジャーナリストのEwerthon Tobace(鳥羽瀬 エヴェルトン)さん、ジャーナリストのアルメイダ・カリーナ さんらブラジルと日本の両国を良く知る人を講師に向かえ、実践重視のポルトガル講座を開講しました。
テキスト中心ではなく、楽しく、役にたつ、文化も学べる、ジョークも言える、そんな教室を目指しているとのこと。日時や内容も生徒にあわせ臨機応変に対応する予定。
お問合せ・お申し込みは
直接ABCジャパンへ
ジャーナリスト
出版業界で15年以上本の編集・制作に携わる。サンパウロ内陸部スザノ市の貧困家庭生徒対象の大学進学予備コースで作文と読解の講師をボランティアで務める。
アルテルナティーヴァ誌編集長
EWERTHON TOBACE~a Brazilian Journalist in Japan http://ewerthontobace.com/
ブラジルや南米出身者の支援だけでなく中国、フィリピンなどアジア出身者や時には日本の不登校児も受け入れることもあります。行政ではできない柔軟な対応を頼り毎日色々な人が事務所を訪れています。
また、2009年に全国のブラジル人コミュニティと連携して、NNBJ(在日ブラジル人全国ネットワーク)を立ち上げ、ブラジル政府や日系人団体との連絡調整も行っています
http://www.abcjapan.org/
1908年に初めて日本人を乗せた笠戸丸がブラジルに渡ってから100年経ちました。
移住後はコーヒーなどのブラジル農業に重要な役割を果たし、信頼を得て、約150万人から成る日系人社会が築かれ、海外では最大の日系人社会を有する国となりました。また近年の日本とブラジルの関係においては、ブラジルから日本への日系ブラジル人労働者を受け入れており、2007年の日本在住のブラジル人は約32万人と言われています。100年余りにわたって両国関係の礎を築き上げてきた日系ブラジル人。日本とブラジルの友好関係は人と人とのつながりのうえに成り立っていると言えるでしょう。
ABCジャパン、副理事長の安富祖美智江さん自身がブラジルから日本に来て実際に困った経験を元に考案した「やさしい日本語教室」は定評があります。
テレビのリモコン、洗濯機の使い方、日本の政治家など知っているようでわからない、やさしい日本語で皆で対話しながら進めていく教室は外国出身者の目線に立った日本語教室です。お勧めです!!
1977年、ブラジル・ベロオリゾンチ市ミナスジェライス州生まれ。2004年に来日しジャーナリストとして活動。ポルトガル語指導歴3年。