2013/01/07

三ツ池公園「中の池」、再掻い掘り 2012/11/23~25日

横浜市鶴見区の県立三ツ池公園の「中の池」で11月23日~25日の3日間、池の水を抜いて外来魚を駆除する「掻(か)い掘り」が行われました。
 県立三ツ池公園を活用する会の水辺クラブ(天野隆雄代表)と同公園の指定管理者(横浜緑地・西武造園グループ・協栄グループ)との共同作業。 23~25日の三日間実施され、ボランティアら約94人が参加し、モツゴ(通称・クチボソ)などの在来魚を保護しながら作業を進めました。

「中の池」の掻(か)い掘りは2011年2月に実施されましたがブラックバス、ブルーギルなどの外来種が再び繁殖し、この度、再の掻い掘りとなりました。

理由としてはブラックバス、ブルーギルの密放流、前回の掻い掘り時に十分日干しすることが出来なかった為、若干駆除しきれなかったブルーギルが繁殖したなどの理由が挙げられ、外来種の繁殖力の強さに手を焼いています。

対策として、今回は掻い掘り後、一か月十分に天日に干す予定になっています。

写真:12月7日の様子。天日に干している。

東京都にある井の頭恩賜公園は平成29 年5 月に開園100 年を迎えます。井の頭恩賜公園 100 年事業の一環として井の頭池の掻い掘りは最優先事業として位置づけられ、現在計画中であることがわかりました。 昨年は、かいぼりの具体化に先立ち、各地の事例について、都民や地域の方々とかいぼりについて考えるきっかけ作りとして、「よみがえれ!!井の頭池!かいぼりシンポジウム」を開催しています。

 

放送予定はNHK教育テレビ 
2月8日(金)午前9:30~9:45  
「道徳ドキュメント~外来魚は悪者?~」
 [再放送予定]は2月15日

http://www.nhk.or.jp/doutoku/documentary/

 

2008年2月に初めて行われた上の池のかいぼりからずっと参加している『井の頭かんさつ会』の上村肇さんのお話では『三ツ池公園はあんなにいたブルーギルが劇的に減り、ムツゴが増えているので素晴らしい。井の頭池も是非そうしたい。』と話しています。
井の頭池は42,000m2、三ツ池公園の三つの池を合わせたより広く、技術的にまだまだ難題もあるようですが都市公園内の掻い掘りを三ツ池公園に続いて実施して欲しいと思います。
動画の後半に上村さんのインタビューがありますのでご覧ください。

井の頭恩賜公園 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/seibuk/inokashira/index.html
井の頭恩賜公園100 年実行委員会 http://inokashirapark100.com/water_green/water/index.html
よみがえれ!!井の頭池! かいぼりシンポジウム 開催結果概要 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/seibuk/inokashira/kaiborihoukoku

この記事に関するコメントを行う

お名前  *
メールアドレス  *
ウェブサイト
コメント:  *


Go Top