2013/09/05
小さな町を応援するアンテナショップ「kura―cafe(クラカフェ)」がつくの商店街にオープン
鶴見区の友好交流都市である福島県棚倉町と西会津町をはじめとする全国の小さな町や村の特産品販売やまちの情報発信、交流サロンなどを通じて、商店街活性化や地方振興を目指すアンテナショップ「kura―cafe(クラカフェ)」が9月2日、レアールつくの商店街内にオープンした。
国の起業支援型地域雇用創造事業を活用した「商店街空き店舗活用アンテナショップ事業」として、一つの形となりレアールつくの商店街にオープンした。運営は地域情報サイト「e-town」やコミュニティカフェ「港南台タウンカフェ」の自主運営を行っている株式会社イータウン(代表:斉藤保)
全国の小さい町や村の特産品を紹介して販売するだけではなく、自然、歴史、文化、そしてそこで暮らす人たちの魅力を町や村の人たちと一緒に伝えていく新しいスタイルのアンテナショップ。
17坪の店内は10月23日のグラントオープンに向けこれから改装工事が始まり、商品棚の他にカフェスペースなども設置され生産地独自の食べ方や調理の工夫も紹介していく。
棚倉町 湯座一平町長からのメッセージ
昨年の9月に初当選した湯座一平町長に話を伺った。棚倉町は専業農家は少なくほとんどが兼業農家。主要作物の米栽培の合間にブルベーリーなどを栽培をしていたが震災以降、風評被害の為まったく農作物が売れない。特に米は大打撃を受けた。しかし、嘆いていただけでは自体は解決するわけではない。棚倉町の農業も転機の時期に来ており、売るためには工夫も必要だ。震災を機に農家の考え方も変え、ほかの地域には負けないものを作って棚倉をアピールしていくことが大切。kura―cafeでは棚倉の農産物を売ったり、調理して食べて頂き、生産から販売まで、6次産業を展開する予定。是非、足を運んで欲しい。
小さい町や村の特産品のPR、商店街の活性化、雇用、人と人とのつながり…一石二鳥三鳥にもなるお店だ。歴史あるつくの商店街に是非、新しい風を吹かせて欲しい。