2013/10/28

三ツ池公園「下の池」再掻い掘り

横浜市鶴見区の県立三ツ池公園内にある「下の池」で9月14日~10月6日、池の水を抜いて外来魚を一掃する「掻(か)い掘り」が行われた。

県立三ツ池公園を活用する会と同公園の指定管理者(横浜緑地・西武造園グループ・協栄グループ)、全国ブ ラックバス防除市民ネットワークとの共同作業。

外来魚は旺盛な繁殖力と天敵がいないことから池の中を占領し、在来魚は餌とし食べられてしまうだけでなく 、餌や棲家の奪い合いでも負けて死んでしまう。このように外来魚はおおきな害があり、今まであった生態系 を破壊してしまう為、「三ツ池公を活用する会 水辺クラブ(代表 天野隆雄さん)」では2006年より、ブラ ックバスとブルーギルといった特定外来生物を釣り上げる活動を行っている。  

掻い掘りは08年2月、公園内に3つある池のうち、「上の池」で初めて実施。実施後、上の池の外来魚が劇 的に減少する効果を上げ、公園内最大の中の池でも試みることになり、11年2月中の池、12年1月下の池 で行われたがブルーギルが再び増加し12年11月に中の池再掻い掘り、そして先月9月に下の池再掻い掘り を実施した。

再掻い掘りの理由としてはブラックバス、ブルーギルの密放流、前回の掻い掘り時に十分日干しすることが出 来なかった為、若干駆除しきれなかったブルーギルが繁殖したなどの理由が挙げられ、外来種の繁殖力の強さ に手を焼いている。

今回は当初9月14日から16日まで予定していたが台風18号の影響で14日のみの作業となり、10月5・6日に 延期したがこれも大風22号の影響を受け作業は難航したが無事完了した。

参加者総数136名、ブルーギル12,600匹 ウシガエル5,200匹 アメリカザリガニ268匹 ミシシッピアカミミ ガメ4匹などの外来種が捕獲された。

一度繁殖してしまったブルーギルなどの外来生物の駆除するには大掛かりな作業と根気が必要だ。


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