2014/09/17
Incredible India!「インドへようこそ」~9月7日(日)、鶴見国際交流ラウンジ
9月7日(日)、鶴見国際交流ラウンジにおいて、「インドへようこそ」が開催された。鶴見区国際交流ラウンジ交流部会が企画したもので、地域で暮らす外国人市民と日本人市民との相互理解、心のふれ合いを促進し、多文化共生のまちづくりを進めるために行われている。
横浜市出身の日本人インド舞踊家エミ・マユーリさんの踊り、須田アルナさん(インド出身・理学博士)の、Incredible India!(びっくりするほど素晴らしいインド)と題し、日本ではあまり知られていない話を選んでインドを紹介した。
「日本文化として生きるインド文化」、「日本とインドの友好」、「インドの歴史や食事」、ちょっと変わったところで「ターバン」など、話は多岐にわたった。
インド人の考え方、インドと日本文化の違いについて明確に話して頂いた。インドと日本の両国をよく知る須田さんならではだ。
たった一人の少数派であっても真理はかわらないいくら少数派でも正しいことは正しいという考え方がインドの基本にある。 インドでは5千年前から地球すべての人々がが家族と考え、 さまざまな言語、民族、文化、宗教がありその中で生きてきているから違うことがあたりまえ。
インドでは22の言語はすべて平等で紙幣には全語で書かれており、どの宗教も公平にあつかわれている。
インド人は「多彩性」の中で生きており、3千年以上の歴史で「多彩性の中の統一」を身につけてきた国民。鶴見は外国人も多いまち、 同じにしていくのではなく、違うものが沢山あつまり、違ったままでいい、その中で共通点、一体感を探していくのがポイントと語った。
インド舞踊家エミ・マユーリさんは、ガネーシャ神を讃える『ガネーシャ・カウトゥヴァム』と『ティッラーナ・ダナスリ』を披露し、軽やかなステップ、表情が豊かなインド舞踊は参加者から盛んな拍手を浴びていた。
エミ・マユーリさんプロフィール
横浜市出身の日本人インド舞踊家。22年のキャリアをもつ。
インド舞踊研究所ナーティヤ・マンジャリ・ジャパンNMJ代表兼所長
インド舞踊家ウドゥピー・ラクシュミナラヤン氏に師事し、南インド古典舞踊バラタナティヤム・カンチプラム・スタイルを日本で唯一継承し、伝えている。
鶴見区在住
1979年にインド工科大学より物理学博士号を取得
1984年外国人社員第1号としてキヤノン株式会社研究開発本部入社
1999年サラオ株式会社を設立 代表取締役に就任
2009年『インド式』インテリジェンスを出版
http://www.saora.co.jp/ サオラ株式会社
鶴見区国際交流ラウンジ交流部会は発足して5年目、メンバーは約20人。当部会が企画する交流イベントは今年度は5回開催され、多文化共生のまちづくりに一役買っている。
http://www.tsurumilounge.com/ 鶴見国際交流ラウンジ